第3弾 30歳代表×神戸で活躍する先輩対談

「一貫楼」安藤孝志氏 * 「NPO法人 J-heritage」前畑温子さん


第3回目を迎えた対談企画。今回は「先輩」に、今年で創業60周年を迎えられた三宮一貫楼の取締役であり、今年で4回目の開催となった“豚まんサミット” 発起人のお一人でもある安藤孝志さんと、「30歳代表」には、全国の産業遺産の記録や、見学ツアー企画等の活動をされておられますNPO法人 J-heritageの前畑温子さんをお招きいたしました。

第3回目を迎えた対談企画。今回は「先輩」に、今年で創業60周年を迎えられた三宮一貫楼の取締役であり、今年で4回目の開催となった“豚まんサミット” 発起人のお一人でもある安藤孝志さんと、「30歳代表」には、全国の産業遺産の記録や、見学ツアー企画等の活動をされておられますNPO法人 J-heritageの前畑温子さんをお招きいたしました。

本日はよろしくお願いします。

まずは、お二人のご出身地をお伺いできますか?

前畑

私は神戸市兵庫区の出身で、新開地が地元です。

安藤

そうなんですね。私も兵庫区出身です。新開地って中々知れ渡ってはいないですが、神戸の中でも面白いところですよね。


・お2人とも地元が同じということで、共通点も多そうですね。 現在のお仕事について、ご紹介いただけますでしょうか。

 安藤

私は三宮一貫楼という中華料理店で働いています。このお店は、元々は祖母が子ども3人を育てるために、昭和29年に始めたひさご食堂というのがはじまりでした。その後、私の両親が継ぎました。私自身、幼いころからよく手伝いをしておりました。お店としては私たち兄弟で3代目です。

前畑

私はJ-heritageというNPO法人で産業遺産の記録や調査をしたり、産業遺産を巡るツアーなどの企画を行っています。


・今のお仕事を始められたきっかけは何だったのでしょうか?

安藤

私の場合、大学を卒業してすぐに入社しました。当時は震災があり、そして時代は超就職氷河期ということもあり、厳しい時代でした。

そのような背景のなかで、自然な流れで家族と働くことを決めました。前畑さんはいかがでしょうか?

前畑

私の場合、実は今の仕事を始める前は保育士をしていました。廃墟マニアとして、休みになると全国を飛び回っていましたね。

ある日、朝来市にある神子畑(みごばた)鉱山というマニア注目の場所を訪れる計画をしていたのですが、そこが壊されていて、見に行くことができないということがありました。別の機会で養父市にある別の明延(あけのべ)鉱山に行き、ガイドの人と色々な話をする機会があったのですが、その中で「若い人たちが勝手に入ることでこういった遺産が壊されることもあるんやで」と聞かされました。

自分達が原因で壊されてしまうということもあると知ってショックを受けたのですが、それから、廃墟や産業遺産を何とか守りつつ、広めていけないかと考えるようになりました。

安藤

なるほど。元々は自分の趣味でやっていたことが今のお仕事になっているんですね。好きなことの延長線上のお仕事、すごく良いですね。

前畑

もともとは、各地にある廃墟自体が好きだったのですが、今の仕事を始めているうちに、だんだんそこにいる「人」の魅力のほうにも惹かれてきました。

安藤

それはいいですね。

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